2009年 04月 17日
がん哲学外来
がんにかかる人は、2人に1人といわれています。
本当に身近な人を見てもがんにかかり亡くなる人、抗がん剤を打ちながら
がんと共存ている人 いろいろです。
がん哲学外来を訪れる人の悩みは、現在受けている治療法が本当にいいのか
どうか ・・・・ 悩んでいるといいます。
今 がんの治療の選択は自分で出来る時代 それだけに自分の選択が
正しかったのか ??? 迷うと思う 現に姉も迷った一人 結果は最悪であったが
なんとも言えない。 がん治療の最終目的は共存だという。
そのためには、日常はがんのことは忘れて、他のことに専念するほうがいいとか
相談にくる人の多くは、がんそのものより、がん患者になったことで生じる、職場の
人間関係や家族関係で悩んでいるとか ・・・ この方が問題だといいます。
がん患者にとって大切なことは、自分の存在を認め、そのうえで配慮してほしい、
家庭の中でも同じで、患者の奥さんや旦那さんが気を使いすぎても本人が
疲れるのだそうです。 難しいですね。
こういう事は、いつ 自分に、家族に起らないとも限らない。
もし、そうなったときの心がまえに知っておくことはいいことなのだと思います。
人は言葉によって生きる勇気を奮い立たせ、言葉によって救われることがある。
本当に言葉は大切です。 残酷な言葉は、時には、刃物より怖い
会社にいらしたお客さんも ・・・ ご主人が病院に入院していて、あるとき話がありますと
主治医に呼ばれて行ったら ( 後 半年ですね ) の言葉に ( 何がですか ??? )
と思わず聞きただしたとの事 そばにいたご主人が呆然としていたとか ・・・・
こんな ひどい医者もいるのですね。 言葉で人を殺しているようなもの ・・・・
がん哲学外来で 順天堂病院の先生が患者に伝えている言葉
● あいまいなことは あいまいに答える
余命とは、あくまでも確立 あいまいなことは科学的に考えず、数字に一喜一憂しない。
寿命はいろいろな要素によつて伸びたり 縮んだりするもの
● 人生いばらの道 にもかかわらず宴会
まさに人生は試練続きのいばらの道 だが、どんな境遇にあっても、人生を楽しむ
ことを忘れてはいけない。
● なすべきことをなそうとする愛
必要性や義務で行動するのではなく、自分に与えられた役割を淡々とやる
病気のときほどそれができ、人間関係を結びなおすチャンスとなる。
● 八方塞がりでも天は開いている
どんなに力を尽くしてもどうにもならないときは、天にゆだねる。すると心が
ラクなって力が湧いてくる
● [ 死ぬ ] という大切な仕事が残っている。
絶望にうちひしがれている人でも、死にむかって [ どう生きるか ]を考える事が
大事 この言葉をかけると、 患者の表情は一変 頑張る気力をみせてくれる。
● 勇ましき、高尚なる生涯
死を意識したとき、人は最後まで自分らしくいきた証として、何かを残したいと願う。
病床にあっても心は自由にものを考え,思いを伝え、それが周りを動かす。
そうなったら、私はステキな骨壺と、エンジングノートを用意しよう ・・・・
兄弟、子供たちに そして、 この世で愛した人に感謝の手紙を託したい。
もしも、自分が癌になったら、家族が知人がなったら ・・・ 今一度読み返してみよう。
by noripdaiana
| 2009-04-17 23:11